ヨガと自律神経・ポリヴェーガル理論①
こんにちは!私なりにnoteに少しずつヨガと神経系に関してまとめていきたいと思います。
ポリヴェーガル理論って聞いたことあるでしょうか?
最近出版されているアロマやヨガの本などにも少し紹介されていたりしますが、
ポリヴェーガル理論とは、多重迷走神経理論のことで
poly(ポリ)=複数の vagal(ヴェーガル)=迷走神経
を合わせた用語です。
すごくざっくり言うと、自律神経には主にストレスかリラックスという、交感神経と副交感神経の2回路だと思っていたが、副交感神経系には「腹側迷走神経」と「背側迷走神経」があり、自律神経は3つの回路からなるというものです。
これら3つの回路があることで、自律神経は内臓機能などを調整するだけでなく、感情の状態にも関係し、その後とる行動にも関わってきます。
また、ストレスがかかった時の行動、もしくは今はストレスがないのにいつも同じように感じたり、行動してしまう。。。という私たちの感情と行動にも理解がしやすくなります。
ヨガの起源は4500年前のインドなのですが、ヨガの効果はこのポリヴェーガル理論の考えとも通じる部分があり、自律神経調整に働きかけてくれます。
順番に簡単に解説してみます。
ざっくり神経に関して
私たちの神経系には、まず大きく分けて「中枢神経系」と「末梢神経系」があります。
中枢神経系とは、脳と脊髄の事で、全身にある末梢神経から集まってきた情報をまとめ、判断し、指令を出します。
末梢神経は、中枢神経と身体全体を結び繋げる神経で、中枢神経から身体全体に指令を伝え、また、身体からの情報を中枢神経に伝える役割もしています。
さらに呼吸や血液循環、体温調節、消化、代謝などの、自分の意思では動かすことの出来ない「自律神経」も末梢神経に含まれています。
この「自律神経」のバランスを整えると心身が健やかに保たれると言われますが、自律神経を整えるって一体どういうことなのでしょうか?
自律神経についてーポリヴェーガル理論
自律神経は、今まで活発な時に優位に働く「交感神経」とリラックスした時に優位に働く「副交感神経」の2つと言われていました。
ですが、1994年にアメリカのスティーブン・ポージェス博士によって提唱された、「ポリヴェーガル理論」によって、副交感神経には、「腹側迷走神経(社会交流神経系)」と「背側迷走神経」の2本の回路があるとされました。
それぞれの神経経路には、結びつく感情・行動があります。
●交感神経・・・生存が脅かされた時に活発にあり、脅威に反応する時に役立つ力を作り出します。怒りや恐れの感情と関わり、脅威に対して「闘う」か「逃げる」といった行動を起こします。
●腹側迷走神経・・・穏やかで、自分をなだめる効果があり、休息と回復を促します。喜びや充足、愛といった肯定的な感情に関わる。他者を支え、他者と分かち合う社会活動を支えます。
●背側迷走神経・・・圧倒される力や、差し迫った破壊に直面した時に活性化します。無力感、絶望感、無関心の感情と関係し、引きこもりやシャットダウンといった行動を引き起こします。
これらの神経系にはどれも良い悪いはなく、私たちの身体と心を守るために、適宜反応して動いてくれています。
でも、見た感じ、腹側迷走神経の状態が優位だと、いつも幸せに暮らせそうですよね。
自律神経の調整とは、出来るだけ心地のいい腹側迷走神経の機能を回復させ、ストレスがかかった時に、交感神経の闘うか逃げるか、もしくは背側迷走神経の引きこもりやシャットダウンといった極端な状態ではなく、腹側迷走神経に留まりながら、行動していけるようにすることだと思っています。
そのためには、私たちの中の腹側迷走神経を強化していく必要があります。「心地いい」とたくさん感じられる繋がりを身体の中に増やしていくこと。そして、いろんな変化に柔軟に対応していける自律神経を育てていくこと、今までの古いパターンを手放していくことが大切になってきます。
3つのグナ
ヨガ哲学の中では、私たちが生きている世界は3つのグナ(性質)で出来ていると言われています。
・ラジャス・・・激しい性質で、活動的。バランスが乱れると、貪欲、渇望、過度な不安、焦り、躁状態、攻撃的になります。
・サットヴァ・・・純粋な性質。軽さがあり、明るく、喜びや平安、理解を育んでくれます。
・タマス・・・鈍い性質で、停滞、鈍感、倦怠感、無知につながりやすい。タマスが優勢になると真実が見えづらく、苦しみやすくなります。
ヨガではサットヴァを育てることが目的とされ、サットヴァの性質が自分の中で大きくなることで、プルシャ(真我)や内なる神とされるアートマンとより繋がり、自己実現を可能としていきます。
この3つのグナはポリヴェーガル理論の神経系と重なっているのです。
●ラジャスー交感神経系
●サットヴァー腹側迷走神経系
●タマスー背側迷走神経系
ヨガの目的は、サットヴァ、つまり、社会交流システムの腹側迷走神経を育てることと言い換えることができるので、ヨガは深く自律神経の調整に有効なのです。
ややこしいことを理解しなくても、ヨガをしていただければ心地いい〜と感じていただけると思うのですが、私が提供している「命の繋がりを感じるヨガ」と言うメニューのベースにはこのような理論が基盤としてあります。
命の繋がりを感じるというのは、とても大きな安心感、サットヴァな状態を作り出します。
身体の中に残っている今は必要のないストレス反応(交感神経・背側迷走神経)から、グッと腹側迷走神経に持ち上げるような、手を繋いで引っ張てもらうような、抱きしめてもらうような、、そんな意識でヨガをしています。
なので、すべての人にメリットがあるもになっています。ご自身のサットヴァな状態をさらに広げていくこと、自分の身体をもっと繊細に見つめ、日々のご自身の調整にも役立てていただけるもになっています。
特に回を重ねていただくと、その効果は増強していきます。
それに関してもまた書きますね。
ポリヴェーガル理論は奥が深いので、本当にさらっとまとめてみましたが、知れば知るほど、私たちの身体はなんて素晴らしいのだろう!と思うし、愛に繋がっていくために全て起こっているのだなと感じます。
また書きます。
続く
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